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モンジャール・ミュニュレ　Mongeard Mugneret誰もがわかる王道の美味しさ素直に表現されたテロワールの個性　モンジャールはグラン・クリュをはじめとして、30ヘクタールもの畑を所有する、大ドメーヌだ。これだけの規模になったのは、ドメーヌをいち早く会社組織化して、親戚の畑を集約したからだ。その時期は、ふたつの大戦のあいだ。フランスで15番目、ブルゴーニュで３番目という早期に会社化したドメーヌだという。　当主ヴァンサン・モンジャールは、開ロー番、「自分は農民であって商売人ではないから、真実を語る以外はできない」と言った。特徴的な手のマークが意味するものは、自分自身の手でブドウを栽培し、ワインを造る誇りだ、と、８年前に来日した時に言っていたが、その「農民」性の強調は、今でも変わっていなかった。　しかし、彼はただ謙虚を売り物にするのではない。「彫刻家は、客にどんな彫刻がいいのかを聞いて作品を創るのではなく、自分の個性を表現する。同じく私も、市場の方向性に合わせるのではなく、自分のやりたいことをやる」と、ヴァンサンは言う。その言葉には、ドメーヌを成功させてきた自負と、「中世の頃からこの地に住んでおり、つねにブドウ栽培か樽造りにかかわってきた」というモンジャール家のプライドが感じられる。　彼は、じつは商売もうまいと思う。「テロワールの特性を守りながら喜ばれるワインを造りつづけることが大事」と言う。有名ドメーヌにしては珍しくワインを直販しているのも、「個人客と直接的な関係を保ちつづけるためだ」。そして披は、直販ワインを入れるための、モンジャール・ミュニュレと印刷された、きれいなデザインの上質な紙袋を見せる。まるでシャンパーニュのメゾンのような紙袋だ。「ただワインを売るだけではいけない。今は、こういう細かいことに気を使う必要がある」。　ワインは、一言で言って、大人の昧だ。心をわしづかみにするような躍動感や、飲んだら忘れられないような強烈な個性はないが、そのかわりに、教科書的と言ってもいいほどの、アペラシオンのわかりやすい表現がある。「一歩退いたところで世の中の流れをつかみ、エスプリとして伝統を守りつつ、未来を見つめてワインを造る」と言うだけあり、その昧はまさに現代的な嗜好の王道であり、適度に農民的な落ち着きと適度に国際的な洗練のバランスもよく、飲んでいて安心できる。じつによくできたワインである。美術出版社刊　ワイナート41号　特集ヴォーヌロマネ　より抜粋「オート コート ド ニュイ ラ クロワ」はニュイ・サン・ジョルジュの西方にあるアルスナンという村にドメーヌが所有する「ラ クロワ」の区画の樹齢25年のブドウから造られます。フランボワーズ、カシスなどのベリー系果実のピュアでフレッシュな風味と凝縮感があり、ほのかに下草のニュアンスもあります。【希少品・取り寄せ品】の注意事項ご注意：こちらのワインは【希少品・取り寄せ品】のジャンルのお品となり、季節、在庫状況によりましては、お取り寄せとなる場合が多々ございます。その場合出荷までに4～6営業日程度かかる場合もありますので余裕を持ってご注文下さい。また、メーカー在庫切れの可能性もございますことお含みおき下さい。（お急ぎのご注文には適しておりません。）ご注意：こちらのワインは取り寄せ品となりますため、メーカー在庫によりましては表記とヴィンテージが変更となる場合がございます。何とぞご了承下さい。ヴィンテージに関してはお問い合わせ下さい。（ラベルは現行販売中のものになりますので、ヴィンテージやデザインは写真とは異なる場合があります） ワイン通販・ネット販売は楽天ヒグチワインで!!